Oct 26, 2005

夢をありがとう!

Bobby


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26日 日本シリーズ4回戦(甲子園) タイガース4敗・対戦終了

勝:セラフィニ 負:杉山 S:小林雅

本塁打:李(二回・打点②=杉山)


千葉ロッテマリーンズ


日本一おめでとう!!


心よりお祝い申し上げます



そしてバレンタイン監督


本当に素晴らしいチームを作られました


マリーンズと戦えて敗れたのなら本望


悔いはありません


アジア選手権の戦いにも期待してます


やられてばっかだったけど


タイガースナインと岡田監督も


カッコよかったぜ!



 露と落ち


露と消へにし天下かな


    今年のことも


夢のまた夢



両軍ともお疲れ様でした

来年も素晴らしい戦いを期待します


そしてすべてのプロ野球関係者の皆さま

すべてのプロ野球ファンの皆さま


来年も熱くプロ野球を盛り上げていきましょう!

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Oct 25, 2005

夢の中へ・・・

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T|010 000 000| 1

25日 日本シリーズ3回戦(甲子園) タイガース3敗

勝:小林宏 負:下柳 

本塁打:福浦(七回・打点④=桟原)

「忘れ物」はなんですか?
見つけにくいものですか?
千葉マリンでも
甲子園でも
探したけれど見つからないのに


力の差?
監督の差?
勢いの差?

交流戦ではほぼ互角の戦いを繰り広げた両チームが
4ヵ月後にはこれだけ差の開いたチームになってるの?

同じ人間同士でしょ?
同じルールでやってるんでしょ?
同じ形の道具使ってるんでしょ?

じゃあ、いったい何が違うんだろ?


トラ党の目の前で繰り広げられる信じられない光景の連続

力なくグラウンドに転がる打球・・・
力強くグラウンドに弾き返される投球・・・

打てない
守れない
走れない
抑えられない


得点2、失点30
これが現実

タイガース3敗、マリーンズ3勝
これが現実

そう・・・これが現実


でもいいじゃない
たまには現実から目を背けたって

この現実を真正面から受け止めても
気が重くなるだけだし


今までのことすべて忘れよう


そして
この大舞台でプレーできる幸せかみ締めて
思いっきり開き直ってやりゃいいじゃねぇの

頭ン中も心ン中も真っ白にして
思いっきり開き直ってやりゃいいじゃねぇの

思いっきり開き直って
トラを応援しようじゃねぇの


もう現実は忘れた!
あしたから見るものすべて夢!

いい夢だろうが
悪い夢だろうが

あっという間に終わろうが
長い間見ていられようが


ま、もともと夢の舞台なんだし
楽しまにゃ損だろ


まだまだ探す気ですか?
それより開き直りませんか?
夢の中へ
夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

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Oct 23, 2005

も一度渡辺俊介に会いに行こうよ

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22日 日本シリーズ2回戦(千葉マリン) マリーンズ2勝

勝:渡辺俊 負:安藤

本塁打:サブロー(六回・打点②=安藤)
     フランコ(六回・打点①=安藤)
     李(六回・打点②=江草)


え~初回から負け覚悟してましたが何か?

そら、そうよ。
渡辺俊からはそうそう点が取れんことはわかってるんやから。
それをミスミス先制点与えてるんやもん。
交流戦でのデータにもあるように失策犯した方が負けるんやから、このカードは。
結局、勝負のポイントは初回やったっていうわけよ。

そら、期待したけどね。
失策した分を取り返そうと、今晩こそは打点王の意地魅せてくれるって。
でもねぇ、好機でなかなか打席が回ってこないからねぇ。
走者がいないと集中力も神通力も半減するから。


それにしても渡辺俊を打てんかったね。
別に、誰が打てんかったから負けたってわけじゃないけど、125km/hの真っ直ぐにあれだけ差し込まれるんやから、各打者も打席内で不思議でしゃーなかったんと違うかな。
9イニング0封三回と六回に2安打ずつ三振が4
真っ直ぐを打ってもポイントで捕えられない、変化球は打たされる。
ソフトボールのライズボールのように浮き上がってくる真っ直ぐに、スライダーとシンカーの左右の揺さぶり。
100km/h以下でフワッとくるチェンジアップ効果のあるカーブ。
それらを地上数センチから腕をビュッとしならせて投げるので、まるでタイミングが合わん。
レギュラーシーズンが終わって間があいた影響も確かにあるだろうけど、何度も対戦するパ・リーグ各打者が年間通して苦しむ投手を、交流戦があったとはいえほぼ初見に近い感じで彼と対戦するのは、打者にとってかなり辛いわな。

そんな彼の打ちにくさを象徴していたのが、三回表の矢野の打席
90km/h台のスローボールを体が開きそうになるのを必死のパッチでこらえて何とか球をバットに乗せ、左前打を放ったもの。
ただその2球前に投じられた体近くへのシンカーに対して、ビクッとしながら後ずさり
そのまま立っていても体に当るようなコースには来ていない。
しかし、球の出どころが観にくいフォームで投げられているので、体近くに来る軌道を描きながら避ける感じでなく、気がつけば体近くに来ていたので反射的に避けたような感じになってしまう。
それがストライクゾーンに来ると思わずバットが出てしまい、自分の間合いとは程遠いタイミングで衝突する。
手元へ引き付けるんじゃなく、手元まで来ないと見極めが出来ない球にトラ打線は精神的に追い込まれていく。

そして六回表、赤星と鳥谷の連打一死・一三塁とこの試合最大のチャンスに打席はシーツ
マリーンズバッテリーの心境とすれば、仮にシーツを三振に斬ったとしても、走者を置いた状態で金本を迎えなければならない
二死・一三塁で金本勝負となると当然甘いところには投げられないし、リーグ最多の四球数を誇る選球眼もあるだけに後ろの今岡へつながれるリスクも生まれる。
満塁で打点王との対峙・・・これだけは何とか避けたい
ピンチの芽を未然に断ち切るには対シーツで2つのアウトを取る
そのためにはシーツのバットに当るところに投げなければならない
安打は御法度、最悪でも犠飛で・・・いいや、ここは絶対併殺で切り抜けて相手への流れを寸断させなければ
腹の決まった渡辺俊-橋本のマリーンズバッテリー、シーツへの初球に緩いカーブを選択。
・・・空振り。
やはり打ち気に逸っている・・・ストライクゾーンに来ればおそらく振ってくるだろう
2球目はスライダーが外へ・・・引っ掛けてのゲッツーは避けたいシーツ、見極める。
運命の3球目、橋本のミットは内角のストライクゾーンへ
ここへ投げれば手を出してくる・・・渡辺俊、迷いなくミットめがけて腕を振る。
シーツのバット、思わず反応・・・
この時点でバレンタイン監督、渡辺俊の完封を確信


たとえ真っ直ぐに振り遅れようが
緩い球に泳がされようが
球の出どころが観にくかろうが

それでもそんな相手を攻略せなアカンのよ

サブローに打たれようが
フランコに打たれようが
今江に毎度まいど打たれようが
李が左投手キラーに変身されようが

それでもマリーンズとあと4回は戦わなアカンのよ


一昨年の忘れ物取りに行くんでしょ?
も一回岡田監督胴上げするんでしょ?
またビールかけしたいんでしょ?
最後までファンの前でエェかっこしたいんでしょ?

それならまた千葉に戻って・・・


も一度渡辺俊介に会いに行こうよ

も一度渡辺俊介と勝負しようよ


リーグ優勝は地元ファンに見せてあげたんやから


今度は関東のトラ党に

日本一見せてあげようよ


第3戦は甲子園に舞台を移し、先発はタイガースが下柳、マリーンズは小林宏
驚異的な打線爆発で活き上がるマリーンズだが、レギュラーシーズン中に見せた攻撃の形とは明らかに違う。
確かに勢いによるところが大きいものの、2試合で7本塁打というのはいくらなんでも打ちすぎ。
それほど簡単なものでもないが、上手く打たせて取る下柳の普段どおりのリズムにハマれば、相手のスイングが狂ってきてそうそう振り回せなくなる。
特にシリーズ新記録となる8打席連続安打の今江の初打席を抑えれば、勢いが沈静化するだろう。
逆に記録を伸ばされるようだと「よし、やれる!」と思わせかねない
おそらく上位打線に名を連ねるだろうから、第一打席だけでもいいのでとにかく今江を封じておきたい。

パ・リーグでは土のグラウンドを使う機会はほとんどない。
守りの面でタイガースにアドバンテージがあるのは明らか。
小林宏も交流戦で苦しんだようにそうそう打てるわけでもない。
前2戦で見せ付けられたように、今度はタイガースが守りのリズムを攻撃に繋げるパターンを思い出していけば十分勝機は見出せる。


トラの逆襲は必ずあると信じよう

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Oct 22, 2005

白星は霧の彼方に・・・

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22日 日本シリーズ1回戦(千葉マリン) マリーンズ1勝

勝:清水 負:井川

本塁打:今江(一回・打点①=井川)
     李(六回・打点①=井川)
     里崎(七回・打点③=橋本)
     ベニー(七回・打点②=橋本)


エッ、井川?
こんなもんでしょ?

確かに真っ直ぐの力はレギュラーシーズン終盤から徐々に出てくるようになってきたけど、チェンジアップが高めに抜けたり、矢野の構えから甘くなったり、ペナンとレース中とそんなに変わってなかったな。
結局、そんな調子の井川を打てるかどうかだけなワケで、そんな井川を見逃さずにマリーンズ打線が捕えただけの話。

初回から球は浮き加減。
打つことよりも出塁することを念頭に置いた西岡に対して11球粘られ、2番・今江に高く浮いたツーシームを左中間へソロHR
そして続く福浦にもど真ん中の真っ直ぐを三塁線へ運ばれる二塁打
後続二人は抑えてこの回はとりあえず1失点だけで済んだが、すでにトラ党は井川を包む怪しいオーラを感じている。

二回から四回まで1安打ずつ許しながら真っ直ぐ主体に三振の山を築く井川。
四回までに7奪三振だが、依然怪しいオーラは井川の周囲から消えない。
イニングごとにフォームバランスを気遣ったり、リリースポイントの角度が乱れたり、腕の振りが速くなったり遅くなったり、正直何をしようとしてたのかわからん。
こんな大舞台の、しかも初戦先発投手がマウンド上で試行錯誤している場合なのか?

問題の五回、先頭打者は9番・渡辺正
二回の第1打席では、内角低めの真っ直ぐをいい当りの三ゴロ。
スイングの軌道からして引っ張った打球が多そうな感じだが、追い込んでから甘く入ったスライダーを三遊間へ運ばれる左前打
外へ真っ直ぐを投げておけばスンナリ打ち取れたような感じだったのに、この不用意な一球がマリーンズに流れを渡す契機となってしまう。
1番に還って西岡は一二塁間へプッシュバント、これが内野安打となって無死・一二塁。
冷静にタイガース守備陣の動きを把握した見事なバント。
そして先制弾で気を良くしている今江に右越2点適時二塁打を許してアッサリと追加点献上。
下位打線でチャンスを作られて上位打線で還される最悪の流れ
福浦が倒れた後には究極の繋ぎ4番・サブローが、前の打席で三振に斬られたチェンジアップを読んだかのように振りぬくと、打球は左中間を破る適時二塁打となり、あっという間にこの回3失点。
犠打や進塁打を使わずに、打者一人ひとりが個人技の集合体で相手投手を打ち崩すマリンガン打線。
3回り目の打順で井川の球筋は完全に見切られていた

六回にはそれまで2三振の李にまで右越えソロを浴びる始末。
今季、対左投手には.216の李をあえて指名打者で使ってきたバレンタイン監督。
「井川なら打てる」という根拠があったのかなかったのか知る由もないが、結局8番打者にまで気を良くさせてこの回で井川もタイガースもジ・エンド・・・。


トラ打線も空模様同様湿りっぱなし。
シーズン最終戦から2週間半間があいた影響もあったのだろうが、マリーンズ先発・清水直の微妙に落ちるフォークに苦しんで内野ゴロの山。
五回に何とか藤本の左犠飛で同点にしたのが精一杯。

初回には赤星が四球で出塁し、一死・一二塁のチャンスを作るが金本が遊併殺打。
指名打者に片岡を起用してまで対清水直に臨んだが、チーム安打5本のうち左打者の安打は桧山の1本のみ。
特に片岡は3三振と全く精彩を欠き、一昨年の広沢を思い出させるだけの内容に終始した。
4番・5番の最強コンビも無安打に抑えられて、甲子園での交流戦再来の期待空しく今回は清水直の意地に屈した。

とりあえず一通りは主力打者も打席に立ったので、実戦のブランクも少しは解消されただろう。
あとは自分たちの打撃を思い出すだけだ。


試合の方は、七回裏のマリーンズドンチャン騒ぎの最中に突然の水入りならぬ霧入りで中断。
そして30分あまり待ったが状況回復が見込めずにそのままコールドゲームに。
日本シリーズ史上初の濃霧コールドマリーンズが先勝
マリーンズのエェとこ取り、タイガースのエェとこなしで初戦を終えた。

第2戦はマリーンズ先発が渡辺俊、タイガース先発が安藤
やはりトラ打線は左打者が渡辺俊攻略のカギになる
甲子園での交流戦では9回を1失点の渡辺俊。
そのとき唯一、犠飛で打点を挙げたのが浜中
指名打者は彼でいくのか、それとも若武者・の抜擢があるのか。
片岡サンは・・・もうエェッスよ

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Tigers vs Marines 日本シリーズ大予想

いよいよ本日に迫った、'05年日本シリーズ。
2年ぶりリーグ優勝のタイガースが20年ぶりの日本一に輝くか。
それとも31年ぶりのリーグ優勝を決めたマリーンズがその年以来の日本一の栄冠を手にするか。
互いに似たタイプのチームということで、白熱した展開が予想されるが果たしてどのような結果が待っているのだろうか。

なお、いつもお世話になっているにわか日ハムファンのブログさんにて『第2回にわか杯日本シリーズ予想大会!』を開催されておられるので、両チームの分析結果をふまえて今シリーズの予想もさせていただくことにする。

さぁ、いったいどちらが日本一の栄誉に輝くのか?
(そりゃ当ブログ的にはトラに勝ってほしいけど・・・)


とりあえず、両軍が今季レギュラーシーズンでおさめた成績を表にしてみた。


tmseason


ご覧のとおり、ほとんどの面においてマリーンズがやや優勢と言わざるを得ない。
ただ優勢といっても、決定的な差があるわけではなく、流れひとつでどうにでもなりそうな感じはある。

勝敗を見ればどちらも優勝チームにふさわしい星勘定ではあるが、マリーンズはこの成績でもリーグ2位
1位・ホークスは89勝49敗2分、3位・ライオンズが67勝69敗なので、いかに勝率1位・2位チームが他チームを引き離していたかがわかる。
タイガースはペナントレース終盤までドラゴンズと激しい優勝争いを繰り広げ、ゲーム差0.5のせめぎ合いを通じて、最後にドラゴンズを振り切った。
最終的には10差でもって日程を終えたが、パ・リーグとはまた違う厳しいレギュラーシーズンを送ってきたというのは、トラ党ならずともご存知のことだと思う。


つづいて攻撃面。
タイガースは総得点リーグ1位ながら、打率本塁打はそれぞれリーグ3位と4位。
驚異的な勝負強さで打点王に輝いた今岡、そして4番・金本の二人で総得点の4割近くに及ぶ272打点を挙げているように、繋ぎの中でいかにこの主軸二人で走者を還せるかが勝負のポイントとなる。

マリーンズは総得点打率リーグ1位
松中、ズレータといった大砲二門を揃えたホークス攻撃陣の派手さには劣るものの、打線全体で繋いで得点を獲る能力にかけてはマリーンズが一枚上。
本塁打数はリーグ4位でありながらホークスより82点多く得点を稼いでいることからもわかる。

その攻撃の中で両軍ともカギとなるのが機動力だが、それぞれ盗塁王を抱えていながら盗塁数には大きな開きがある。
タイガースは60盗塁赤星一人で稼いだものだが、マリーンズは41盗塁西岡を筆頭に小坂がリーグ3位の26盗塁と、今季先頭打者におさまっていた二人が引っ張りながらチーム全体で機動力を生かしてくる感じか。
奇しくも、マリーンズとドラゴンズはチーム盗塁数が同じ
脚に気を遣いながら、しぶとく繋いでくる打線とも対峙せねばならないトラ投手陣にとっては、ドラゴンズよりも厄介な相手になるのは間違いない。

また、バントを多用しない両監督ではあるが、マリーンズは特にそれが際立っている。
投手が打席に立たないパ・リーグというのを考慮しても、一試合平均の四死球三振もマリーンズのほうが少なく、とにかく打って繋いでいくことで得点を獲る方針であるのがわかる。
交流戦でセ・リーグのホーム球場での勝率が非常に高かったが、そこでも投手の打順で打たせるケースが多く、実際にマリーンズ投手陣の打率も良いのはこれまたタイガースにとって厄介だ。


投手陣を含めた守りだが、さすがに両軍ともリーグ1位のチーム防御率を誇る。
それほど防御率に差はないが、完投数が格段に違うのが目に付く。
指名打者制の有無によるところもあるが、早めに中継ぎ・抑え投手に繋いでくるタイガースと、先発にできるだけ長く留まらせるマリーンズとの差が顕著だ。
しかも、両軍とも後ろに強力なリリーフ三人衆が控えており、どちらが先に彼らを出す展開に持ち込めるかも勝負の分かれ目になる。

奪三振の差は力で捻じ伏せるタイプの投手がタイガースに多く、打たせてとるタイプが多いのがマリーンズ、といった図式か。
失策数の少なさを見てわかるように、守備力は圧倒的にマリーンズが上
風の強い千葉マリンスタジアムを本拠地にしてこの安定した守りは、投手にとっていかに心強いか。
与四死球の少なさからも、マリーンズ投手陣がバックを全面的に信頼している表れだ。
こういうチームは本当に強い。



次に、交流戦で6戦行われたタイガースとマリーンズのチーム成績を表にしてみた。


team

team


投手有利と言われた交流戦だったが、実際その傾向どおり互いのチーム打率は低調。
(タイガースが.228、マリーンズが.236)
投手力がそもそも良いモン同士だけに、こうなるのは当たり前と言えば当たり前。
むしろ注目すべきは盗塁数
タイガースが6試合で赤星の1つだけに抑えられ、なかなか自分たちの攻撃パターンに持ち込ませてくれなかった。
とにかく、マリーンズ投手陣はセットポジションからのクイック投法が非常に上手い。
赤星の出塁自体少なかったのもあるにせよ、仮に塁に出しても脚を何とかして封じる工夫が対戦成績でマリーンズが優位に立った要因だろう。
トラとしては、日本シリーズではとにかく赤星が出塁して、相手の警戒網をかいくぐって走ることが、試合を優勢に進める大きな条件となる。

失策数もやはりと言うか、タイガースが多い。
興味深いのは、両軍とも負け試合に必ず失策を犯しているというところ。
投手陣含めて守りでのせめぎ合いの中、それが乱れてしまうと相手に流れを渡してしまうということだ。


そしてこちらが打撃個人成績。
(クリックすると大きい画像で表示されます)


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(左が対戦打撃成績、右が今季レギュラーシーズン成績)


タイガースの得点源はやはり4番・5番、マリーンズはフランコか。
やはり両軍とも上位打線に得点が多く記録されている。
切り込み隊長の西岡はもちろん、1番に入ることのある小坂の脚の状態が万全なら当然要警戒だし、特に2番・堀に打たれている点も見逃せない。
とにかく上位打線に仕事をさせないことが、タイガース勝利の近道となる

タイガース打線は打率.222、8三振のシーツで途切れるケースが多かったようだ。
低めに丁寧に集めるマリーンズ投手陣はシーツにとって苦手なタイプなので、対戦打率が4割近い金本と勝負強い今岡に回すためには、トラも2番・鳥谷がしっかり繋いでいくことが重要だ。
攻撃面では、2番打者の働きがシリーズの流れを左右することになるだろう。


最後に個人投手成績


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井川の今季唯一の完封が対マリーンズなんだから、野球はわからない。
それも無四球でだ。
先発投手はとにかくムダな走者を出さずに、失点をできるだけ少なく、いい形で後ろのJ.F.Kに繋げること。
特に久保田は甲子園でマリーンズ打線を完璧に封じており、それがいい自信になってくれるとありがたい。

対するマリーンズも先発陣の安定感はタイガースを凌ぐ
それも総じて長いイニングを投げている。
なんせ15勝の渡辺俊を筆頭に二ケタ勝利投手が6人の強力布陣はスゴイの一言。
その中でも小野久保が中継ぎに回るようだと、トラ打線も容易に崩せなくなりそうだ。
抑えの三本柱(Y.F.Kと呼ばれてるとか?)もタイガース同様強力だが、最も手を焼いたのが薮田
打者20人に対して被安打19奪三振と完璧に牛耳られた。
手元で伸びる真っ直ぐと鋭いフォークに苦しめられたが、僅差のせめぎ合いが多くなりそうな感じだけに当然、登板数も多くなるだろう。
シーズン終盤からプレーオフで少し不安を露呈しつつある小林雅だが、トラ打線も打てておらず、出来れば出てきてほしくない。
しかし、両軍のリリーフ3人衆の防御率を比較すると、断然タイガースが上回っているので、やはり先にマリーンズ先発陣を攻略することが勝利への近道となる。


今回のシリーズではバレンタイン監督の口車に乗せられて予告先発が実施されるとのことで、本日の初戦はマリーンズが清水直、タイガースが井川と本格派エース対決ということになっている。
両投手ともレギュラーシーズンでは思ったような成績を残せてないが、この大舞台でどちらが真の実力を発揮するだろうか。
一昨年の経験を生かして井川に何とか頑張ってほしいところだが、清水直も交流戦でトラ打線に打ち込まれ、リベンジに燃えているはず。
どういう展開となるのか、管理人も緊張感が増してきたぞ。



さて、冒頭で述べたように『日本シリーズ予想大会』の予想をこれからしてみる。
各試合の勝敗、そしてMVP選手を予想していくのでかなり難しい・・・。

 第1戦 マリーンズ
 第2戦 タイガース

 第3戦 タイガース
 第4戦 マリーンズ
 第5戦 タイガース

 第6戦 タイガース

以上、4勝2敗でタイガースが日本一と予想させていただく。

そしてシリーズMVP金本

エッ、初戦井川で落とすの?
いや、これは想定内。
ちゃんと5戦目では井川が立ち直り、下柳が2戦とも結果を出してくれよう。
MVPはかなり迷ったが、ここは交流戦での相性を素直に信じることにする。

もはや、予想というより願望だが、結果はどうあれこの2チームによる素晴らしい日本シリーズになることを願って、開幕の日を迎えることにする。

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