今週の重賞寸評 ―根岸S 京都牝馬S 東京新聞杯―
ウジョジョジョ~ッ!!シゴトが立て込んでしまったとはいえ、すっか~り更新が滞ってたわいな。
当ブログの更新を心待ちにしておられた(?)皆さま、お久しゅうございます。
特に体調は問題なく、風邪やインフルエンザなどといったものとは全く無縁の生活をしているので、ご心配なく。
いや、むしろ心配なのは自分のフトコロ具合・・・(以下大幅略)
第20回根岸S 結果
1着 ⑦リミットレスビッド 内田 博幸 1.23.7
2着 ⑫タイキエニグマ 柴田 善臣
3着 ③トウショウギア 田中 勝春
4着 ⑥サンライズバッカス 佐藤 哲三
5着 ⑮シルヴァーゼット 津村 明秀
フェブラリーSの前哨戦としてこの時期に移行されて6年目。
去年はメイショウボーラーが7馬身差の圧勝劇でダート重賞連勝、そのままの勢いで本番も制して新砂王者襲名を高らかに宣言。
そして今年もその足跡をなぞるように、リミットレスビッドがガーネットSに続いて重賞連覇。
アグネスジェダイが引っ張る速めのラップを中団内めで折り合う。直線に向いて前が開くのにしばらく時間がかかったが、坂を上って残り250㍍から一気に脚を伸ばす。ダート適正の高さもさることながら、追えば確実に伸びる末脚。かつて芝で見せていた先行策とはうって変わって、ダートで瞬発力を活かす新境地をあらわしたこの馬に、あと1ハロンの延長は苦にならないはず。この春は高松宮記念を目標にしていたそうだが、この勝利でフェブラリーSに照準を合わせるとのことで、カネヒキリに強力なライバル出現!
2着はこれまた充実著しいタイキエニグマ。このレースを迎えるまで3連勝中だったが、勢いだけでなく自力強化の目覚しさを再確認。スタートはそれほど良くなかったが、速いペースの中後方からジックリ構える。直線で外に持ち出すといかにもパワー溢れる持続力のある末脚で前に迫るが、2着争いに顔を出すのがやっと。本来前にもつけられるし、本番でもソツなく立ち回ってくるようだと怖い存在。
東京コースで5勝、全7勝が「左回り」と相性が見込まれたトウショウギアもしっかり3位に食い込んで存在感を見せた。道中は引っかかりながらも何とかなだめて、直線は内ラチ沿いを抜け出してきてギリギリ2着争いに顔を出す。鞍上との相性のよさも魅力だが、1ハロン延びる本番でスムーズなレースができるか試金石になる。
武蔵野Sではカネヒキリを破り、当レースでも1番人気に推されたサンライズバッカス。やや出負けしておっつけながら後方追走。4角で内に入れたが直線で前が壁になって脚を余す格好。力は見せたが4着どまり。
5着のシルヴァーゼットもダート巧者ぶりを発揮。芝でも見せたスピードを披露して直線でも見せ場十分。現状は1200㍍が主戦場だろうが、慣れてくればこの距離でも。
連覇のかかったメイショウボーラーはやはり59㌔の斤量が堪えたか7着。持ち前のスピードは健在だし、もう少しやれてもいいはずだが、直線でスッと抜け出そうで抜けてこられなかったのは完調1歩手前といったところか。このところの馬体重の大幅変動も気になるが、本番ではディフェンディングチャンピオンの意地を見たい。
ちなみに管理人の買い目は⑤と⑫の2頭軸から相手③④⑥⑨⑬⑯の24点。やっぱ59㌔は想像以上に‘荷が重かった’かな。
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第41回京都牝馬S 結果
1着 ⑫マイネサマンサ 岩田 康誠 1.33.7
2着 ④チアフルスマイル 藤田 伸二
2同 ⑬メイショウオスカル 松永 幹夫
4着 ⑩ヤマニンシュクル 四位 洋文
5着 ⑥ディアデラノビア 武 豊
今年から新設されるGⅠ・ビクトリアマイルに向けて、春の古馬牝馬路線の一端を担うことになるこのレース。
5年ぶりにGⅠ馬が出走(といっても阪神JF馬だけど)と、やはりハイレベルなメンバーが名を連ねてきた。
来年以降どのような出走傾向になるか推移を見守りたい。
先に管理人の買い目を記すと、⑫と⑥の2頭軸に相手②④⑧⑩⑬⑭の計26点。
・・・オイ、今クスクス笑ぅたやろ(岡サン風)
マイネサマンサは管理人が秋華賞(5着)でも本命に推したほどのお気に入り馬。GⅠではチョイ足りなくても牝馬限定重賞の一つくらい楽に獲れる素材と追っかけてきたが、ようやくこのレースで陽の目を見ることに。好スタートから内の馬を見る形も、騎手のコメントどおり馬の行く気に逆らわずハナへ。そのままスローペースに持ち込んで上がり34.3で後続を完封。今回は鞍上の好騎乗に助けられた面もあったが、6歳という年齢からも精神面での成長が覗えるし、2000㍍に良績のある馬(以外にもマイルは初勝利)。底力の問われる府中マイルでどういう走りができるか楽しみ。
チアフルスマイルは後方からメンバー最速タイの上がりで迫ったが2着。展開がハマらなかったと見るべきなのか、この流れでよく伸びてきたと見るべきなのか・・・。オープン入り前は中位より前めにつけてスパッと抜け出す感じだったが、年齢的にズブくなってるのかな?
同じく2着のメイショウオスカルはいつもどおり先行策。3角まで少し力み加減だったが直線に向くといいときの粘り腰。このところ目立たなかったが、これまでの重賞実績から考えて少し人気なさすぎ。
叩き3走目で2番人気のヤマニンシュクルは中団からスムーズに運べたが4着。このペースでもよく追い込んできてはいるが・・・。
1番人気ディアデラノビアは後方2番手から直線に賭けたが5着どまり。チアフルスマイルと同じ上がりタイムなのを考えると、やはり位置取りが裏目に出た。それよりも復帰してから馬体が減り続けてるのが気になる。
レクレドール(6着)は好位から絶好の展開に思えたが、瞬発力勝負になってはやはり分が悪い。
トーセンハピネス(9着)は直線入口までオッと思わせるものがあった。じきにオープン入りしてきそう。
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第56回東京新聞杯 結果
1着 ⑩フジサイレンス 江田 照男 1.33.7
2着 ⑯オレハマッテルゼ 柴田 善臣
3着 ③インセンティブガイ O.ペリエ
4着 ①アルビレオ 四位 洋文
5着 ④ペニーホイッスル 後藤 浩輝
買うことは出来なかったが、フジサイレンスはさすがにノーマーク。なんせただ1頭33秒台の上がりで大外強襲。レース上がりが34.6だからいかにスゴイ脚だったかがわかる。直線でうまく馬群がバラけたしハマった感じだが、鞍上も馬の持ち味を存分に活かした。
オレハマッテルゼは大外から抜群のスタートを決めて楽に先団へ。終始馬群が固まるユッタリとした流れの中でキッチリ折り合い、直線でも余裕の手ごたえ。本来なら勝ちパターンだったが勝ち馬の豪脚に屈する。終わってみれば東京コースの良積馬同士での決着。
マイル実績を買われて1番人気のインセンティブガイだったが、直線伸びそうで伸びずに3着。終始好位置でレースは出来たが、この馬にとってスローな流れが逆に災いしたか。
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結局、いまだに‘新年’を迎えられぬまま月をまたぐことになってもた。
いつになれば光が見えるんやろう・・・。
同情するなら軍資金をくれ
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