« December 2005 | Main | March 2006 »

Jan 29, 2006

今週の重賞寸評 ―根岸S 京都牝馬S 東京新聞杯―

ウジョジョジョ~ッ!!シゴトが立て込んでしまったとはいえ、すっか~り更新が滞ってたわいな。
当ブログの更新を心待ちにしておられた(?)皆さま、お久しゅうございます。
特に体調は問題なく、風邪やインフルエンザなどといったものとは全く無縁の生活をしているので、ご心配なく。
いや、むしろ心配なのは自分のフトコロ具合・・・(以下大幅略)


第20回根岸S 結果


  1着  ⑦リミットレスビッド       内田 博幸    1.23.7
  2着  ⑫タイキエニグマ        柴田 善臣
  3着  ③トウショウギア         田中 勝春
  4着  ⑥サンライズバッカス      佐藤 哲三
  5着  ⑮シルヴァーゼット       津村 明秀


フェブラリーSの前哨戦としてこの時期に移行されて6年目。
去年はメイショウボーラーが7馬身差の圧勝劇でダート重賞連勝、そのままの勢いで本番も制して新砂王者襲名を高らかに宣言。
そして今年もその足跡をなぞるように、リミットレスビッドがガーネットSに続いて重賞連覇。
アグネスジェダイが引っ張る速めのラップを中団内めで折り合う。直線に向いて前が開くのにしばらく時間がかかったが、坂を上って残り250㍍から一気に脚を伸ばす。ダート適正の高さもさることながら、追えば確実に伸びる末脚。かつて芝で見せていた先行策とはうって変わって、ダートで瞬発力を活かす新境地をあらわしたこの馬に、あと1ハロンの延長は苦にならないはず。この春は高松宮記念を目標にしていたそうだが、この勝利でフェブラリーSに照準を合わせるとのことで、カネヒキリに強力なライバル出現!

2着はこれまた充実著しいタイキエニグマ。このレースを迎えるまで3連勝中だったが、勢いだけでなく自力強化の目覚しさを再確認。スタートはそれほど良くなかったが、速いペースの中後方からジックリ構える。直線で外に持ち出すといかにもパワー溢れる持続力のある末脚で前に迫るが、2着争いに顔を出すのがやっと。本来前にもつけられるし、本番でもソツなく立ち回ってくるようだと怖い存在。

東京コースで5勝、全7勝が「左回り」と相性が見込まれたトウショウギアもしっかり3位に食い込んで存在感を見せた。道中は引っかかりながらも何とかなだめて、直線は内ラチ沿いを抜け出してきてギリギリ2着争いに顔を出す。鞍上との相性のよさも魅力だが、1ハロン延びる本番でスムーズなレースができるか試金石になる。

武蔵野Sではカネヒキリを破り、当レースでも1番人気に推されたサンライズバッカス。やや出負けしておっつけながら後方追走。4角で内に入れたが直線で前が壁になって脚を余す格好。力は見せたが4着どまり。

5着のシルヴァーゼットもダート巧者ぶりを発揮。芝でも見せたスピードを披露して直線でも見せ場十分。現状は1200㍍が主戦場だろうが、慣れてくればこの距離でも。

連覇のかかったメイショウボーラーはやはり59㌔の斤量が堪えたか7着。持ち前のスピードは健在だし、もう少しやれてもいいはずだが、直線でスッと抜け出そうで抜けてこられなかったのは完調1歩手前といったところか。このところの馬体重の大幅変動も気になるが、本番ではディフェンディングチャンピオンの意地を見たい。


ちなみに管理人の買い目は⑤と⑫の2頭軸から相手③④⑥⑨⑬⑯の24点。やっぱ59㌔は想像以上に‘荷が重かった’かな。


―――――――――――――――――――――――――――


第41回京都牝馬S 結果


  1着  ⑫マイネサマンサ        岩田 康誠    1.33.7
  2着  ④チアフルスマイル       藤田 伸二
  2同  ⑬メイショウオスカル      松永 幹夫
  4着  ⑩ヤマニンシュクル       四位 洋文
  5着  ⑥ディアデラノビア       武 豊


今年から新設されるGⅠ・ビクトリアマイルに向けて、春の古馬牝馬路線の一端を担うことになるこのレース。
5年ぶりにGⅠ馬が出走(といっても阪神JF馬だけど)と、やはりハイレベルなメンバーが名を連ねてきた。
来年以降どのような出走傾向になるか推移を見守りたい。

先に管理人の買い目を記すと、⑫と⑥の2頭軸に相手②④⑧⑩⑬⑭の計26点。
・・・オイ、今クスクス笑ぅたやろ(岡サン風)

マイネサマンサは管理人が秋華賞(5着)でも本命に推したほどのお気に入り馬。GⅠではチョイ足りなくても牝馬限定重賞の一つくらい楽に獲れる素材と追っかけてきたが、ようやくこのレースで陽の目を見ることに。好スタートから内の馬を見る形も、騎手のコメントどおり馬の行く気に逆らわずハナへ。そのままスローペースに持ち込んで上がり34.3で後続を完封。今回は鞍上の好騎乗に助けられた面もあったが、6歳という年齢からも精神面での成長が覗えるし、2000㍍に良績のある馬(以外にもマイルは初勝利)。底力の問われる府中マイルでどういう走りができるか楽しみ。

チアフルスマイルは後方からメンバー最速タイの上がりで迫ったが2着。展開がハマらなかったと見るべきなのか、この流れでよく伸びてきたと見るべきなのか・・・。オープン入り前は中位より前めにつけてスパッと抜け出す感じだったが、年齢的にズブくなってるのかな?

同じく2着のメイショウオスカルはいつもどおり先行策。3角まで少し力み加減だったが直線に向くといいときの粘り腰。このところ目立たなかったが、これまでの重賞実績から考えて少し人気なさすぎ。

叩き3走目で2番人気のヤマニンシュクルは中団からスムーズに運べたが4着。このペースでもよく追い込んできてはいるが・・・。

1番人気ディアデラノビアは後方2番手から直線に賭けたが5着どまり。チアフルスマイルと同じ上がりタイムなのを考えると、やはり位置取りが裏目に出た。それよりも復帰してから馬体が減り続けてるのが気になる。

レクレドール(6着)は好位から絶好の展開に思えたが、瞬発力勝負になってはやはり分が悪い。

トーセンハピネス(9着)は直線入口までオッと思わせるものがあった。じきにオープン入りしてきそう。


―――――――――――――――――――――――――――


第56回東京新聞杯 結果


  1着  ⑩フジサイレンス        江田 照男    1.33.7
  2着  ⑯オレハマッテルゼ       柴田 善臣
  3着  ③インセンティブガイ      O.ペリエ
  4着  ①アルビレオ          四位 洋文
  5着  ④ペニーホイッスル       後藤 浩輝


買うことは出来なかったが、フジサイレンスはさすがにノーマーク。なんせただ1頭33秒台の上がりで大外強襲。レース上がりが34.6だからいかにスゴイ脚だったかがわかる。直線でうまく馬群がバラけたしハマった感じだが、鞍上も馬の持ち味を存分に活かした。

オレハマッテルゼは大外から抜群のスタートを決めて楽に先団へ。終始馬群が固まるユッタリとした流れの中でキッチリ折り合い、直線でも余裕の手ごたえ。本来なら勝ちパターンだったが勝ち馬の豪脚に屈する。終わってみれば東京コースの良積馬同士での決着。

マイル実績を買われて1番人気のインセンティブガイだったが、直線伸びそうで伸びずに3着。終始好位置でレースは出来たが、この馬にとってスローな流れが逆に災いしたか。



結局、いまだに‘新年’を迎えられぬまま月をまたぐことになってもた。
いつになれば光が見えるんやろう・・・。


同情するなら軍資金をくれ

| | Comments (74) | TrackBack (0)

Jan 05, 2006

1月5日重賞予想 ―中山金杯 京都金杯―


競馬ファンの皆さま


明けましておめでとうございます


ウマキチにとっての正月、金杯の日を迎えました。
今年も拙い予想でネット界を蹂躙すべく、この1年を戦っていく所存です。
どうぞお気楽にお付き合いくださいませ。

さて、暮れの有馬記念、『勝っても衝撃負けても衝撃』のレースを制したのはハーツクライ
これまで1着の味しか知らなかった馬を、2着の味までしか知らなかった馬が抑え込んだというのは、それはそれで新たな感動を生んだレースだったといっていいでしょう。
一方武豊をして「飛ばなかった・・・」というディープインパクトだったが、飛ばないにしても後方から中山の短い直線をメンバー最速の上がりで猛然と追い込んだ力は本物。
春は一度叩いてから天皇賞・春へ向かうそうなので、楽しみに動向をうかがうとしましょう。


さぁ、そのディープ世代が年明けて本格的に年長馬たちと対戦するわけだが、この東西の金杯にも有力4歳馬が出走する。
世代間レベルはいかなる形で現れるか、新年早々興味深いレースとなりそう。


   中山金杯

 ◎ ⑩キングストレイル
 ○ ⑬カンファーベスト
 ▲ ⑨ダンスインザモア
 △ ⑮ワンモアチャッター
 × ⑤コンラッド
 × ⑧カナハラドラゴン



明け4歳世代の活躍が顕著な当レース、今回は6頭出走でそのうち重賞勝ち馬が4頭。それぞれ同世代間での重賞ではあるが中身は濃く、各馬の力量の確かさを裏付けるものである。その4頭の前走も歴戦の古馬相手に差のない競馬をしており、今回もその実力が試される。

セントライト記念馬・キングストレイルは前走ディセンバーSで差のない4着。馬体重が大きく増えた影響もあって直線は伸びず。しかし京王杯2歳Sで2着後、そこから10ヶ月ぶりのセントライト記念でロングシュートを決めるほど力は折り紙つき。メジロマントルがハナを切る展開である程度早く流れるだろうし、馬体が合ってからしぶとく伸びる末脚はハンデ戦で武器になろう。

スプリングS馬・ダンスインザモアの前走は中日新聞杯2着。ノド鳴り手術の影響もなく、現在の状態も良好。中山コースでは4戦2勝。短い直線でスパッとキレる脚が使えれば勝ち負け。

ラジオたんぱ賞馬・コンラッドは前走の中日新聞杯で6着。後方から追い上げたが、小回りコースで常に外を回らされたのが響いた印象。今回はいい枠を引いたので内で脚を溜めていければ上位進出もあろう。

結局去年は未勝利だった2歳王者・マイネルレコルト。このところは後方から直線勝負に出る競馬で連続3着。ただ今回は鞍上D.バルジューが先行策をとるということで、1ハロン延長の今回は末脚に影響が出る可能性もある。そもそもキングストレイルとは3度対戦して前走で初先着。当時の馬体充実度から考えて0.1秒差・・・今回は不利な要素が多いのではなかろうか。去年からの成長にも期待したいが、ハンデを考えても今回は食指が動かない。

4歳馬に割って入るとするならカンファーベスト。前走の鳴尾記念で休み明けいきなり2着。元々いい状態が長続きするタイプなので、ここも2匹目のドジョウとばかりに狙ってみる。

去年の夏の上がり馬・ワンモアチャッターの前走も鳴尾記念。先行有利な流れで終始後方では競馬にならなかったが、どうも夏の勢いが衰えている感じもする。今回テン乗りの鞍上がまた新たな面を引き出してくれるか。


――――――――――――――――――――――――――


   京都金杯

 ◎ ⑮オレハマッテルゼ
 ○ ⑩グレイトジャーニー
 ▲ ⑨エイシンドーバー
 △ ④ディアデラノビア
 × ⑬アルビレオ
 × ⑯ペールギュント



こちらも有力4歳馬が名を連ねるが古馬陣もなかなかのメンバーが揃った。ここはマイルで連対率7割のオレハマッテルゼから狙う。休み明け前走もキャピタルSを制し、マイル適正の確かさを見せる。
元々使い込むと良くないらしく、このローテも予定通り。スンナリ先行できる器用さと最後までしぶとい粘り腰で初Gへ。

一昨年に同舞台のシンザン記念を勝ったグレイトジャーニー。こちらも前走はディセンバーSを上手く抜け出しての差し切り勝ち。負かした馬に中山金杯の有力馬・キングストレイルもいるので、個人的にもこの馬の力を見てみたいところ。メンバー的にペースが落ち着きそうだが、自在性もあるし距離短縮もいい方に出るはず。

デビューから着外なしで現在3連勝中の注目馬がエイシンドーバー。前走は昇級初戦に加えて初の2000㍍という厳しい条件をあっさりクリア。いい位置につけられる器用さと追ってからしっかり伸びる脚は今後のマイル~中距離戦線で主役を張れる存在になるか。勢いからして去年のハットトリックを髣髴とさせる。

ディアデラノビアはオークス3着以来だが、ここを目標に調整はシッカリ。むしろ4歳世代は牡馬よりも牝馬の方が全体的な平均レベルが高そうなので、案外ここでも「エェ仕事しまっせ!」な結果になるかも・・・?



それでは皆さん、景気よく新年初笑いといきましょう

| | Comments (66) | TrackBack (6)

Jan 01, 2006

新年明けましておめでとうございます

11



新年明けまして

おめでとうございます


本年も宜しくお願いします


・・・というわけで、大晦日ギリまでハンパなく仕事に追われてたせいか、なんか年が明けたのかどうかわからんような、実はきょうは単なる日曜日なんじゃないか・・・という気分のまま2006年も16時間を過ぎようとしてます。

トップの写真はご存知のとおり、今年のタイガースカレンダー
表紙を飾ってるのは「9.29歓喜の瞬間」なのね(きょう開封して初めて知った)。
ホンマ、何度観てもエェよねこれは。
もうずっとこのままでおいときたいくらいやわ。
あ、いやいや・・・もう過去のことは過去のこととして、新しい目標に向かっていかんと。
今年はタイガースにとってドリームサイクルな年のはずだから、今年以上の歓喜を目の当たりにするのは確約されたも同然よ。
・・・って根拠はそれだけですが何か?


元日恒例『自室の大掃除』も終わり、古いカレンダーをひっぺがえし、いよいよ数年ぶりに自腹で購入したタイガースカレンダーを飾る。
「さぁ、今年も気合入れてトラを応援するぞ!」と意気込んで装着完了。
と思いきや・・・

画鋲が刺さらん

何度やってもカレンダーが壁から「ガササ~ッ」とズリ落ちてしまう。
どうやら留め穴部分の綴じ紙が分厚すぎて、画鋲の針が深く刺さらんようだ。
途方に暮れていると目の前に、何の目的でとっておいてたのかよぅ判らんボルトが転がってる。
しゃーない、これでなんとか固定するとしよう。
・・・ったく、カレンダー設置ごときになんでドライバーなぞ持ち出してこなアカンのじゃ



11

無事装着完了!



やれやれ、これで'06年も無事にスタートを切ることができそうで何より。
去年の正月は前日の大晦日にコケて左腕ネンザの憂き目に遭ったために強制寝正月だったのだが、どうやら今年は何事もなく平和に過ごせるかな。
どっちみち寝正月なのは変わらんが。
・・・ってゆーか、こういうときくらいゆっくり休みたい


それでは、皆さまにとってよき1年でありますようご多幸をお祈りして、お正月のごあいさつにかえさせていただきます。

目指せ優勝!日本一!!100万馬券!!!

| | Comments (131) | TrackBack (13)

« December 2005 | Main | March 2006 »