Blue Eyed Soul’s Day

中国から関東甲信地方まで梅雨明けとなった海の日。
近畿では平年より1日早い明けとのこと。
これからいよいよ暑い暑い日が続く。
夏嫌いの管理人にとっても厳しい日々が待ち受けることになる。
前日延長の投手戦に敗れたタイガースは現在貯金19。
この時期では平年より20は星勘定が上回ってる計算になるだろうか。
連勝モードに入りつつある2位・ドラゴンズとは6.5差。
普段どおり戦っていれば、この差のまま押し切れるだけのチーム力があるが、やはり最も怖いのはケガ。
ケガがなくても暑いさなか体調面の管理も各選手、気をつけていかねばならない。
・・・と夏に弱い私に言われてりゃ世話ないか。
球宴前最後の3連戦。
月曜日に試合があるのは嬉しいような、微妙に違和感を感じるような・・・。
両軍先発はタイガースがブラウン、ベイスターズは門倉。
投げては抹消、そして登録されて投げてはまた抹消という超変則ローテにグチひとつこぼすことなく(ホンマか?)シーズンを過すブラウン。
確かに、交流戦が組まれたことで少し日程も変則気味になっていることでこういう状況になっているのだろうが、実際ここまでの登板成績を見ても、最長投球回は5イニングと数字上は先発として物足りない。
あくまで首脳陣の評価は谷間要因ということなのだろうが、ここらで彼にも世界一軍団の一員としての意地を見せたいところ。
初回、やや高めに浮き気味のところを小池に左前打されるが、佐伯の痛烈な当たりが一塁・シーツの正面に飛び、事なきを得る。
三回には先頭の石井に左翼線二塁打を放たれるが、後続3人を斬って序盤を無失点投球。
四回にも一死から内川に中越二塁打を打たれた後、村田、相川を真っ直ぐ勝負で打ち取る。
球速表示よりも打者から見てキレがあるのだろうか、それともフォーム的なものか、好調ベイ打線も真っ直ぐにあまりタイミングが合わない感じだった。
そして五回、一死後に石井に死球(この試合の審判なら無効になったんじゃないのか?)を与え、続く小池に真っ直ぐを詰まらせながらも左前打されて一死・一三塁とこの日最大のピンチ。
クリーンナップを迎えてベンチも1点は覚悟、後は継投で何とか我慢しようという腹積もりだったろうが、次の3番・金城が2球目を叩いて鋭いライナーを放つ。
しかし幸運なことに、打球はシーツの真正面、一塁の小池戻れず併殺完成。
もう少しで崩れそうなところまでいったが、再三のシーツの好守にも助けられて5イニングを毎回1安打ずつの5安打無失点。
要所で三振を取れるようになって5三振を奪ったが、このところの先発陣に観られるように、投球に攻める姿勢を見せていたのも確か。
この辺が守りの好リズムを生んだといっても過言ではないかも。
ブラウンのいつも以上の頑張りに応えたい打線だが、ここ最近好調の門倉が立ちふさがる。
長身から投げ下ろす角度のある真っ直ぐとフォークにドラゴンズ時代から手を焼いていた相手だが、この日もキレのある真っ直ぐと効果的に投げるフォークにタイミングが合わず、四回までに赤星の右前打のみに封じられる。
そして五回、一死から藤本がテキサス気味の左翼線二塁打で初めて得点圏に走者を出す。
ここで9番・ブラウンのところで代打・片岡、最初の勝負に出る。
カウント1―2からのキレのいいフォークに思わずバットが出るが、これを捕手・相川もおさえきれず暴投となり、藤本三進。
5球目のフォークにも必死に食らいつき、次の6球目、147㌔の真っ直ぐを何とかカットする片岡。
粘るベテランに対し、バッテリーは7球目にフォークを選択。
三塁に走者がいる場面で勇気のある配球だが、門倉の投げた球はホームベース手前でバウンドし、相川が横に逸らす。
相川が球を見失っている間に藤本が生還、意外な形で均衡が破られる。
門倉からすれば、その前の真っ直ぐをファールにされたことで強く腕を振ってフォークを振らせる意識がはたいたのだろう。
しかしそれが余計な力みにつながったのか、手前で大きくバウンドさせてしまった。
両軍がそれぞれ迎えた五回のチャンスとピンチ。
チーム状態か、それとも運のなせる業か、ギリギリの勝負どころで1点を取ったのはタイガースだった。
五回で先発を降ろせば自慢の継投策で押し切りを図るタイガース。
2番手登場の藤川が2イニングを5奪三振と相手を寄せ付けない。
方やベイスターズも門倉の調子を完全に信用、それに応えるように彼も六、七回を完全に封じる。
八回表、マウンドは定石どおりウィリアムス。
ところが先頭の石井に左前打、続くバントの構えの小池にもストレートの四球を与えて無死・一二塁のピンチ。
ここをクリーンナップで迎えるベイスターズにとっては五回の借りを返す最大のチャンスだが、金城が遊ゴロで一死・一三塁、佐伯はフルカウントまで粘るが結局空振三振。
そして種田が打席というところでタイガースは守護神の久保田にスイッチ。
どちらもギリギリの凌ぎあい、一球、一打でどちらにも流れが転がる胸突き八丁。
カウント2―2から真ん中高めへ来た真っ直ぐを種田が強振。
しかし打球はほぼ真上に上がり、捕邪飛に終って久保田の勝ち。
タイガース、またも間際で踏ん張って流れを渡さない。
八回裏のマウンドにも上がる門倉。
7イニングで被安打・3、92球と勝利投手の資格はあるが、味方の反撃を信じてなんとか権利がほしいところ。
そのためにはここを絶対に無失点に切り抜けてベンチ、ナインの意気に応えたい。
簡単に二死までいった後、五回の藤本と同様、2番・鳥谷に左翼線にポトリと落ちる二塁打を許す。
やはり疲れか、この回から球が高めに浮き出す門倉。
あわせて真っ直ぐにもキレがなくなってきたところ、シーツへの初球真っ直ぐがど真中へ。
それを逃さず弾き返したシーツの打球はあっという間に二遊間を割る。
二塁から鳥谷が必死に本塁へ走り、中堅・小池も必死の本塁返球。
走者と白球・・・ふたつの動きは最後まで交わることなく、鳥谷が本塁生還。
値千金のシーツの中前適時打がこの場面で生まれ、待望の追加点が入る。
そして金本にも甘く入った変化球を中越適時二塁打され、最後に門倉が力尽きた。
互いの投手が踏ん張りあった投手戦、互いに迎えたチャンス、ピンチはほぼ同じ。
その少ないチャンスを確実にものにする力・・・いや力だけでなく運もあるかもしれないが、得点を記録したのはタイガースだけだった。
むしろピンチで相手を封じ込める力がタイガースにより強く備わっていたということか。
ブラウンの粘りの投球、それに応えたシーツの好守、そして適時打。
勝負どころでBlue Eyed Soulが真夏の甲子園に響き渡った。
S 1 ― 6 G
D 6 ― 5 C
H 5 ― 7 E
F 3 ― 4 M
L 7 ― 0 Bs
Comments
はじめてコメントさせていただきます。hirxともうします。
ブラウン投手って微妙ですね。
相手をしっかり抑えているというわけではなく、のらりくらりと投げ、見方の援護をある程度もらって5回くらいで降板・・・きっちり勝ち星だけはいただくという感じです。
来年はいるのかな?
私のサイトでタイガース2軍の情報を公開していますので、良かったら見て下さい。
Posted by: hirx | Jul 19, 2005 08:01 AM
hirxです。
大変申し訳ありません。ブログのエラーでTBを立て続けに送ってしまいました。お詫びいたします。
Posted by: hirx | Jul 19, 2005 08:53 AM
おはようございます。
あっという間の連休で、かなりダラけております(T_T)
ブラウン投手、シーツ先生のありがたい援護で、やっとヒーローになれましたね~~。それも親の前で…。よかったよかった(^-^)
>ケガがなくても暑いさなか体調面の管理も各選手、気をつけていかねばならない。
梅雨があけたとはいえ、日本特有の(って外国暮らししたことないけど~)ジメジメした蒸し暑さは堪えますもんね。
トラのシッポさんも体調を崩さないように気を付けて下さいね。
Posted by: はまちゃん31♪♪ | Jul 19, 2005 09:04 AM
TB&コメントありがとでした。
今日のタイトル、かっこええっすね!
青目魂日!(違)
ブラウンの英語は聞き取りやすかったけど、シーツの英語はちょいとくせがあるのか、早口なのか、なかなか聞き取りにくかったです。
では、ご自愛くださいませ。
Posted by: かきぴー@ろっこうおろし | Jul 19, 2005 09:41 AM
コメントありがとうございました。
それにしてもよく勝ちました。内容は押されっぱなし(もちろんゲーム前半)。とくにアゴ倉のピッチングはすばらしかったですね。昨日の安藤に勝るとも劣らない。しかしこういうゲーム展開の時は得てして出来のいい方が前に点を取られてしまうんですね。こういう試合を拾っていけば間違いないですね。
Posted by: tanachan1211 | Jul 19, 2005 11:34 AM
みなさま、コメントありがとうございます。
お返事が遅れて申し訳ない。
そして本日はお疲れさまでした。
hirxさん、どうもはじめまして。
こちらこそよろしくお願いします m(__)m
>ブラウン投手って微妙ですね。
確かに微妙ですね、投球内容もチーム内の立場も(笑)。
『トラのマダックス』っていわれるくらい制球力がウリだそうですが、徐々にその辺はベールを脱ぎつつありますかね。
ただ、リリーフ陣の重厚さと代打陣との兼ね合いもあってこれまで5回が最長ですけど、やはりもう少し後半の投球も観てみたいですよ。
「こういうもんかな・・・」と首脳陣も決め付けちゃうとそれまでになりそうなので、球宴後は一度くらい試合を任せるような起用があってもいいとは思います。
良いときと悪いときがはっきりするタイプで、替え時がわかりやすいでしょうからね。
来年ですか?それもまた微妙ですよねぇ(苦笑)。
ファームで「右翼・浜ちゃん」をご覧になったんですね。
あまり守備機会はなかったですけど、本人も早く不安を取り除けるようになってほしいです。
――――――――――
はまちゃん31♪♪さん、こんばんはです。
「連休」だというのを連休直前に知りました (^^ゞ
てっきり「海の日」は20日と思い込んでたので。
きのう、ブラウンの両親が来てたそうですね。
親がいればいい投球が出来るんなら、ずっといてもらいましょうか。
元彌ママみたいに・・・(笑)。
日本の夏は外国人にはよほど堪えるみたいですよね。
私ですか?今年はモチベーションの高さのおかげで何とかやっていけそうです (^^)
暑くなりますが皆さんも頑張りましょう!
Posted by: Tigertail@管理人 | Jul 19, 2005 11:01 PM
タイトル、カッコよかったッスか、かきぴーの旦那(笑)?
>青目魂日!(違)
いや、意味的にはそんな感じッスよ (^^ゞ
アンディの英語、確かに早口でした。
なんか舌の上で転がすような発音でしたかね。
どこ訛りなんでしょう?
かきぴーの旦那も夏に負けずにお互い燃えていきませう!
――――――――――
tanachan1211さん、コメントありがとうです。
いや、交流戦に入ってからのアゴ魔神はホントいいですよ。
最初はパ・リーグ時代の経験が活きていたからかな・・・と思ってたんですが、どうしてどうして、かつての制球難で自滅するような感じも見せませんし、この歳で何かつかんだかもしれません。
去年は抑え役もやりましたが、やっぱ先発で出て来られるとまだ厄介です。
>こういう試合を拾っていけば間違いないですね。
おっしゃるとおりですよ。
きょうもそんな展開を期待しましたが、ベイ投手陣もしぶといですね。
投手出身の牛島さん、さすがにキッチリ立て直してきました(「飛び球」のせいという話もありましたが)。
どこぞの投手出身監督とエラい違いです(失笑)。
Posted by: Tigertail@管理人 | Jul 19, 2005 11:14 PM
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