F|200 001 100 0 |4
T|300 010 000 1x|5
10日 交流4回戦(甲子園) タイガース 3勝1敗
勝:ウィリアムス 2勝1敗 負:横山 1勝1敗7S
本塁打:金本14号(一回・打点②=入来)
金本15号(十回・打点①=横山)
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F|012 201 000| 6
T|000 105 50X|11
11日 交流5回戦(甲子園) タイガース 4勝1敗
勝:藤川 4勝 負:吉崎 2敗
本塁打:SHINJO12号(二回・打点①=能見)
小谷野1号(六回・打点①=橋本)
矢野7号(七回・打点④=矢野)
――――――――――――――――――――――――――――――
F|340 010 200|10
T|000 003 000| 3
12日 交流6回戦(甲子園) タイガース 4勝2敗
勝:江尻 5勝3敗 負:下柳 6勝1敗
本塁打:森本5号(二回・打点①=下柳)
セギノール12号(二回・打点②=下柳)
木元13号(五回・打点①=桟原)
赤星1号(六回・打点②=江尻)
SHINJO13号(七回・打点②=橋本)
このところ夜遅くまで仕事が続き、帰ってから試合の録画を観て寝て起きて仕事に出て・・・の繰り返しでネットの世界に出向く気も起きず(メールはチェックしてたけど)、更新がトンとご無沙汰になってますた。
ほいできょうもまた仕事から帰ってからVチェック、今観終わってようやく戦評を書くことが出来ると。
・・・ってゆ~か、休みくれ。
この甲子園でのファイターズ3連戦は、交流戦の中でも特に注目というか、ファンの間でも人気のカードということで最も早く前売り券が売り切れるほど。
やはり、お目当てはSHINJOだからだろう。
かつての庭に戻ってきた球界のプリンスのプレーぶりに懐かしさを感じた方も多かったのではなかろうか。
そんな彼も同じような感覚を抱いたのか、この3連戦で2本塁打。
俺を育ててくれたこの球場に感謝打法ということだそうだが、打たれて悔しい気持ちが湧かなかったのは他のトラ党の皆さんも同じだったろう。
それに坪井の元気な姿も観ることが出来たし・・・アレ、山田の勝っちゃんはどうした?
ともあれ、この週末に近畿でも梅雨入りしたことで開催が心配されたが、無事に日程を消化できて何より。
さぁ戦評だが、今回は3試合分なので出場した主な選手の奮闘ぶりをピックアップするとしよう。
久々やから気合入れて書くで。
まずは投手陣から。
●安藤優也・・・★★★☆☆
4回戦で先発したが、相変らず立ち上がりから重い。
先頭の坪井から連打を浴びると、セギノールと木元に適時打を許す。
今回を含めて最近4度の登板のうち3度初回失点。
本人もそれに気をつけるあまり、慎重になりすぎているのかもしれない。
それでも二回以降は調子を取り戻して6 1/3回を9奪三振。
あとはもっとスタートからスッと入っていけるようになれば、白星もついてくるようになろう。
●能見篤史・・・★★☆☆☆
一軍再登録即、5回戦で先発。
しかし二回、SHINJOに左越えソロを浴びてからリズムを崩す。
これで交流戦登板5試合連続での被本塁打だが、球質の軽い彼にとって出会い頭の被弾はよくあること、というより持ち味のひとつと考えてもいいくらいなのだ。
しかし、彼自身が一発の後に慎重になりすぎるあまり投球の幅を狭くし、ひとりの打者に対するのに非常に多くの球数を要して自分を苦しめてしまっている。
今回はスペンサーの拙守や、初手合わせの浅井との呼吸の面で余分な気遣いを強いられたところもあるが、三回には先頭の投手・正田に四球を与えるなど、結局自分のリズムを取り戻せないまま4回途中で被安打6・5失点で降板。
ここ最近先発して全く同じような形で崩れているだけに、本人の考え方ももう少し変えていかないと。
要所で三振を取れるだけの球を持っているだけにもったいない。
●下柳剛・・・★☆☆☆☆
先発ローテ組の中では安定感抜群の成績を誇るが、さすがに少し疲れも出てきたか、6回戦に先発して今季初黒星。
前回のマリーンズ戦でも序盤に制球が甘くなる傾向が観られたが、今回はさらに高く浮いてしまい、ファイターズ打線に痛打される。
まさか連敗中の古巣に対して華を持たせたわけではないだろうが、初回からセギノール、木元の適時打で3失点すると、二回には森本に中越ソロ、小笠原には左中間へ適時二塁打、仕上げはセギノールの中越2ランで4失点。
センター返し中心に、まさに下柳攻略のお手本といっていいファイターズ打線を誉めるべきだろうが、いかんせん今回は制球が悪かった。
●橋本健太郎・・・★★☆☆☆
この3連戦全て登板だが、徐々に開幕当初の神通力が薄れてきつつあるか。
2、3戦目にそれぞれ小谷野、SHINJOに本塁打を浴びる。
新人としてこれだけ使われて当然疲労もあるのだろう、左肩の開きが早くなって魔球として恐れられたチェンジアップも真っ直ぐもが高めに抜けがち。
当然ベンチもそれは十分解っているんだけど、ここまでの安定感を見ると使いたくなるしなぁ・・・。
やはり登板間隔を考えるなど、上手く使ってほしい。
今年だけの選手じゃないからね。
●江草仁貴・・・★★★☆☆
4回戦、5回戦と連投。
彼もさすがに疲れが心配だが、初戦には田中幸雄に同点適時打を許すなど、とにかく球が高く浮く傾向が目に付く。
左の中継ぎとして貴重な人材だけどねぇ・・・。
●桟原将司・・・★★★☆☆
彼が中継ぎで戻ってくれると大きい。
同時に球威も戻ってきてほしいが、5、6回戦での投げっぷりを観ているとまずまずか。
ただ、追い込んでから木元に打たれた中越ソロは要反省。
●J.ウィリアムス・・・★★★☆☆
4回戦に登板して勝利投手に。
2イニング目の十回に先頭の奈良原に左翼線二塁打を打たれ、その後一死・三塁の大ピンチを迎えるが、アテネ魂を見せ付けて後続を断つ。
白星はそのご褒美?
●藤川球児・・・★★★★☆
5回戦に中二日で登板。
休養十分だったかどうかはわからないが、1イニングを三者三振で相手を寄せ付けず。
その裏に味方の炎の勝ち越し劇があり、今季4勝目を手にする。
●赤星憲広・・・★★★☆☆
4回戦、最初の打席で内野安打を放つと捕逸で二進、鳥谷の適時打であっさり生還。
いきなり安藤が先制を許しただけに、彼の出塁が攻撃のリズムを生むので大きな意味を持つ。
その後の金本のいったん逆転となる一発が出たのも必然といえばそうだろう。
6回戦では彼自身2年ぶり、甲子園では初となる通算3本目の右越本塁打を放つ。
まぁ本人も解っていると思うが、これが彼の持ち味ではないのでいつものように強いゴロ、強いライナーを打つことを心がけていってほしい。
ちなみに『俺が一発打つとチームは全敗打法』というような談話はなかったらしい・・・。
●鳥谷敬・・・★★★☆☆
安打の数より質で貢献したこの3連戦。
4回戦の初打席で赤星を迎え入れる右前適時打、5回戦では5点差を追いつく怒涛の攻撃の口火を切る中前打と、要所でアクセントとなる働きを見せる。
だんだんバットの出かたが良くなっているので、そろそろ一発が出てもおかしくないが・・・。
●A.シーツ・・・★★★☆☆
こちらも派手な印象はないが、後ろの4・5番へつなぐ打撃で勝利に貢献。
5回戦の七回、同点の場面から冷静に四球を選び、そこから矢野の満塁弾へつなげる。
●金本知憲・・・★★★★★
初戦で初回に一時逆転となる右越2ランと十回の中越サヨナラ弾で、12球団から本塁打という記録のオマケつき。
2戦目でも反撃の狼煙となる中前適時打と4番の働きを十分に見せ付ける。
気温も高くなってきて、いよいよ彼の季節到来だ。
●今岡誠・・・★★★☆☆
初戦は無安打で打率3割を切るが、その後2試合は3安打・2安打。
ポイントゲッターとしてもチャンスメイカーとしても期待できる打撃で、金本との打点争いがいい刺激になってきているか。
●S.スペンサー・・・★☆☆☆☆
5回戦で先発右翼出場も、無安打、拙守でいいところなし。
2週前に甲子園のバファローズ戦で一発を放って以来、どうも打撃フォームが崩れている。
本来呼び込んで打てるタイプなのだが、強引に引っ張りにいくような感じ。
試合に出たり出なかったりで調子の維持が難しい面が出てきているのか。
●桧山進次郎・・・★★☆☆☆
早く打率を.250台に上げましょう。
・・・ってゆーか、彼もスペンサーと同じでコンディションの維持がねぇ。
●矢野輝弘・・・★★★☆☆
太ももの張りもあってスタメンを外れることも多くなったが、5回戦では途中出場で自身初となる満塁本塁打も記録し、チーム5連勝の立役者に。
日曜は下柳のリードに苦心したが、やはりトラには攻・守に欠かせない存在。
●野口寿浩・・・★★★☆☆
4回戦に先発出場。
安藤以下を必死のリードで相手の攻撃を食い止める。
●浅井良・・・★★☆☆☆
先日のバファローズ戦、初めてのスタメンで福原を完封に導いたが、それに続く土曜の5回戦では能見をリードしきれず消化不良に終る。
まだまだこれからも勉強だよ。
●片岡篤史・・・★★☆☆☆
このカードからようやく一軍復帰、おかえりなさい。
5回戦で代打出場、ラッキーな適時内野安打で今季初H。
勝負強い打撃に今後も期待しよう。
●町田広二郎・・・★★★☆☆
こちらも5回戦、七回満塁の場面で代打で登場すると、しぶとく中前適時打で移籍後初の勝利打点&お立ち台。
ドアスイング気味なので、今は左よりも右投手の方がバットの距離を合わせやすいか。
大型連敗中の相手とあって、トラもある意味やりにくかったところもあったはず。
しかし苦しみながら初戦を取ったことで、2戦目も地の利を生かす形で相手の焦りを誘うことが出来た。
さすがに最終戦は相手の執念に屈したが、連勝が止まったとはいえ、このカード勝ち越しは正直大きいと思う。
ただ心配なのは、先発陣がピリッとしなかったこと。
中継ぎ・抑えに大きな負担がかかっているので何とか最低限の仕事を望みたいが、序盤からポロポロ失点を繰り返しているようでは心もとない。
次カードで交流戦も最終幕。
ライオンズも強打線がウリのチームなので、先発陣の踏ん張りが大きなカギを握る。
*10日付でイーグルスとの間で沖原と前田とのトレードが発表された。
会見でも言っていてように、沖原にとってこの移籍は大きなチャンスとなるのは間違いない。
実際、移籍して早速スタメン2番・遊撃で出場し、1安打を記録するなど期待に応えている。
いい形でイーグルスへの戦力提供となったが、これが他球団でももっと増えてくることだろう。
前田ともども、互いに新天地で活躍できることを心より祈る。
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