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Jun 03, 2005

絶対に負けられない戦いはここにもある

      M|001 030 210| 7

T|501 000 400|10

3日 交流4回戦(甲子園) タイガース 2勝2敗

勝:藤川 2勝  負:山崎 1敗1S S:久保田 1勝2敗7S

本塁打:矢野5号(一回・打点③=清水直)
     フランコ11号(七回・打点②=藤川)
     今岡11号(七回・打点③=山崎)
     桧山4号(七回・打点①=山崎)


パ・リーグのチームには苦しいと思われた甲子園での戦い。
それをいとも簡単にホークスに打ち砕かれてしまったわけだが、このホークスとの3連戦に先発した3投手、初戦の杉山以外ははっきり言ってホークスどころかどの相手にも通じないような不甲斐ない投球であった。
とにかく、投手中心にしっかり守って攻撃のリズムにつなげる野球を取り戻さねば。

今カードの相手はチーム防御率&チーム打率が12球団で1位のマリーンズ
投手がしっかり投げて打者がそれに応える、まさにお手本のチーム。
このマリーンズに勝つためにはこちらも同様に先発以下投手が踏ん張って、ムダな失点を防ぐこと。
今交流戦最大の正念場であり、トラの真価が問われる戦いとなる。


タイガース先発は安藤
味方が珍しく(?)序盤から大量に援護してくれたこともあって楽に投げていけるかと思ったが、三回には小坂からの3連打で1点を失うと、五回には先頭の代打・諸積の右翼線二塁打を皮切りにフランコの右前適時打と2つの内野ゴロで3失点
打たれた球はいずれも高いか甘く入ったもので逆球も多く、5回・被安打9でよく4失点で済んだものだ。

本人曰く「調子は悪くなかった」そうだが、慎重になるべきところで甘くなるのは大いに反省してもらいたい。
このところの先発陣の悪い流れを払拭してほしかったが、この安藤もそれに飲み込まれかけた。
初回に5点の援護をもらっておきながら、5イニングがやっとというのはナンボなんでも寂しい。


その悪い流れが盤石だったリリーフ陣にも影を落としつつある。
七回から登場の3番手・藤川がフランコに落ち切らないフォークを中越本塁打され、同点に追いつかれてしまう。
やはり疲れもあるのだろう、前日から2試合連続で被弾。
追い込んでから仕留めにいったフォークが浮いたということは、最後に力みが入ってしまったのだろうか。
穿った見方をすれば「抑えるぞ!」という気持ちが「抑えなければ・・・」と微妙に変化していたかもしれない。
そうだとすると肉体的な疲労よりも精神的な消耗が心配だ。

さらに心配は続き、8階から出てきたウィリアムス2長短打四球で満塁にしたあと、フランコに押し出し四球で、走者を残したまま久保田にスイッチ。
こちらウィリアムスも藤川とセットで大事な局面を数多く任されているので、やはり疲労が懸念される。

ある意味一番心配なクローザー・久保田だが、八回の二死満塁の大ピンチに登板。
4番・ベニーを空振三振に斬り、何とか火消しに成功。
真っ直ぐを見せ球にして変化球で勝負するのは抑えとして物足りなさも残るが、真っ直ぐで空振りを取れない今の彼にはこの方法でしか抑える手段しかなく、それを矢野がうまく引き出してくれた格好だ。
この配球パターンで最終回も三者凡退でおさめ、7セーブ目を記録。
3点差があったこともあるにせよ、マウンドさばきにも少し余裕が感じられるようになり、徐々にではあるがクローザー役にも慣れてきたようだ。


さてさて打撃陣だが、ホークス戦での3連敗は投手陣がだらしなかった結果によるもので決して調子が悪いわけではない。
とはいえ、マリーンズ先発・清水直の乱調に付け込んでの初回5得点は立派。
いきなり赤星の三塁打とシーツの右翼線にポトリと落ちる適時二塁打で先制すると、相手の失策をからめて桧山の左適時二塁打に矢野の左中間に突き刺さる3ラン本塁打と交流戦始まって以来の速攻。
清水直もストライクとボールがはっきりする苦しい投球だったが、このように純粋に好球必打で打ち返していく積極的な打撃をもっと早い時期から見せてほしかった。

その5点リードを投手陣がアッサリ吐き出してしまい、イヤな雰囲気に包まれた七回、マウンド上にはマリーンズ4番手の山崎
かつてカープ時代には、一時期トラキラーとして名を馳せていたこともあった投手だ。
しかし、その頃とはトラナインの顔ぶれも変わっている。
先頭の関本が二塁打で出塁、一死からかつての同僚、金本に対してマリーンズバッテリーは敬遠策をとる。
対左打者よりも右打者を選択したのだろうが、続く打者はリーグ打点王をひた走る今岡である。
一死・一二塁、こんなオイシイ場面でこの男が燃えないわけがない
3球目、外よりの甘めに入ったスライダーをものの見事に叩くと打球は左翼席に一直線に突き刺さる3ラン本塁打で一気に勝ち越す。
さらに気落ちした山崎から桧山も右越えソロを放ち、一昨日に次ぐ猛打賞で復調気配を示した。
結果的にこの桧山の一発が点差を考えると大きかったし、スペンサーがやや調子落ち加減なので彼にかかる期待も増してくるだろう。
本人にとっても意味のある一発だったように思える。


苦しい試合と言うか、なんとも不恰好な勝ち方ではあったが、ともあれ連敗を止めたことで気分的にも楽になった。
相手もいわゆる表ローテを組んでくるので、今回みたいに大量点を続けて取れるとは考えにくい。
投手陣、特に先発陣がムダな失点をせず、しっかりゲームメイクを果していい流れを呼び込めるような展開になることを切に望む。
安定感ナンバー1の下柳が控えていることを思えば、この初戦は絶対に勝っておきたい試合だった
最低でもカード勝ち越しを狙おう!


Imaoka_6

怒りの一撃やっ!


他球場の結果

G 3 ― 2 H

L 6 ― 5 B

D 8 ― 7 F

C 3 ― 4 Bs

S 8 ― 10 E

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Comments

ハシケン2イニングスもありかなと思ったんですけどね。
安易に(正直打てる気配の無い)町田を代打に送ってしまいました。
今元気な投手を中心に、勝ちパターンを2通り組むような感じでも良いと思うんですよね。
いくらでも工夫のしようはあると思うんですけどねえ(^^;)

Posted by: りさふぇるなんです | Jun 04, 2005 at 01:36 AM

りささん、お疲れさまでした。

かつてベイ監督の権藤さんは中継ぎにもローテを組ませてましたよね。
その辺のやりくりもうまくやっていけると完璧なんでしょうけども。
まぁ、敗戦処理にはもったいない人材が多いですからね、トラ中継ぎ陣は。

「僅差の負けが多い」というのも、彼らを使わざるを得ない要因になってますねぇ。
う~ん、難しいなぁ・・・。

Posted by: Tigertail@交流戦満喫の管理人 | Jun 04, 2005 at 02:41 AM

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