今週の重賞寸評 ―根岸S 東京新聞杯 京都牝馬S―
第19回根岸S 結果
1着 ⑧メイショウボーラー 福永 祐一 1.23.0
2着 ③ハードクリスタル 横山 典弘
3着 ⑭エコルプレイス 松永 幹夫
4着 ⑤ストロングブラッド 北村 宏司
5着 ①サミーミラクル 武 幸四郎
5同 ⑦カフェオリンポス 柴田 善臣
まさに圧逃!◎メイショウボーラーが先行策から直線もそのままひとり旅でダート重賞連勝。先週の平安Sと比べてメンバーが楽な感は否めないが、それでも本番に向けて完璧なレースぶり。別路線組との対決が楽しみになってきた。
2着は好位のインからそのまま粘りこんだハードクリスタル。前とは離されたが力は出し切っている。
3着も前残りの展開利からエコルプレイスがなだれ込む。
○サミーミラクルは中団の内でもがくような感じ。行きっぷりも悪く、もまれたのが影響?
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第55回東京新聞杯 結果
1着 ⑬ハットトリック 武 豊 1.33.7
2着 ⑫キネティクス 池添 謙一
3着 ⑥グレイトジャーニー 蛯名 正義
4着 ②アサクサデンエン 横山 典弘
5着 ①アルビレオ 勝浦 正樹
やはり府中でも自慢の末脚が火をふいた。◎ハットトリックが重賞連覇&4連勝で完全に軌道に乗った。スタートして馬任せで後方グループ。外枠でスムーズに流れに乗ると、3~4角でジワジワと中団まで接近。直線では坂上から一気に前のグループを飲み込む。上がり33.9のレースをあの位置から差しきる脚だけに、本番に向けて故障だけは気をつけたいところ。
2着はキネティクス。位置取りはちょうど真ん中の位置。折り合いもしっかりついて流れに乗っていた。普通なら完全に勝ちパターンのところだろうが、今回は勝ち馬を讃えるしかない。
適距離で復活の足がかりとなったか、×グレイトジャーニーが3着。スタートから無理なくハナに立ち、スローの上がり勝負に持ち込む。逃げ一手だけの馬でもないし、今回が浮上のきっかけになれば今後のマイル路線では楽しみな存在になろう。
○ミッドタウンはやはり東京コースが合わないのか。絶好の位置取りで折り合いもついていたのだが・・・。外から交わされるとアッサリレースを投げてしまう感じ。
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第40回京都牝馬S 結果
1着 ⑥アズマサンダース 藤岡 佑介 1.35.0
2着 ⑧ウイングレット 田中 勝春
3着 ⑨エリモピクシー 福永 祐一
4着 ⑤メイショウオスカル 藤田 伸二
5着 ⑫チャペルコンサート 渡辺 薫彦
×アズマサンダースがようやくの2勝目で重賞初勝利。中団の内で少し掛かりながらも何とか我慢。直線に向くと馬場の真ん中へスムーズに出し、これまでの詰めの甘さがウソのような決め脚。好騎乗の藤岡騎手も重賞初勝利。
2着にはウイングレット。好スタートからハナに行く構えもシアリアスバイオが行くとスンナリ2番手に控える。展開的には絶好だったが、最後の切れ味勝負で見劣る。この馬の力は出し切った。
1番人気○エリモピクシーは3着どまり。中団の前々でスローな流れに懸命に折り合いをつける。4角で抑えきれない感じで外から先団に並び、一気に突き放しにかかるが、いくぶん仕掛けが早かっただけに伸びきれず。
◎ヘヴンリーロマンス(6着)は道中は中団で勝ち馬と同じような位置。3角過ぎで少し手綱を絞るようなシーンもあったが、勝負どころで反応が遅れたのはそのため?直線も何とか伸びては来たが、すでに勝敗が決したあと。
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